(貿易ともだち)さん、みんな(がんばるチャン!)してるかな? (3258)
世界の国々が、人々が、日本の何に感心し期待を寄せているのか、何に魅力を感じ、その将来性を見つめているのか? このブログでアップを継続してきたつもりです。
その観点から気になる企業があります。:
『(株)テオリ』
株式会社テオリは、岡山・倉敷市真備町にある竹を素材とする高品質の家具・建材・装備品の製造業者です。同社が製造する製品は2008年の支笏湖サミット(環境サミット)の会場内におけるコンセプトハウス「ゼロミッションハウス」の各国のファーストレディー用の椅子に採用されています。ニューヨークの近代美術館[NoMA(ノマ)The Museum of Modern Art.New York]のミュージアムショップで取り扱われるなど、同社の
竹材の加工技術やデザイン性は国際的に高く評価されている。
製品の分野はダイニング、リビング、インテリアと幅広く、同社はこうした竹を素材とする家具の他、竹表皮塗料、化粧品、浴用剤など、これまで竹を素材とする様々な新製品開発に取り組み、積極的な経営革新に取り組んでいる。
【竹皮表皮塗料】は、竹の持つ優れた殺菌性、抗菌性や、撥水性、防水性に着目して同社が独自に研究開発したもので、孟宗竹(もうそうたけ)の表皮抽出液から製造した自然塗料である。
竹に殺菌性や防腐効果があることは日本では古くから知られ、タケノコの皮が包装に利用されてきました。
『家具の竹材、国産に 岡山のテオリ、中国委託先の人件費増で』
竹・集積材家具製造のテオリ(岡山県倉敷市)は、原料の竹を国産に切り替える。自社工場に集積材の生産ラインを導入し、
倉敷市の竹を加工する。 これまでは中国の工場に委託して現地の竹を使って集積材を生産し、それを輸入していたが、人件費などのコストがかさみ価格上昇要因となっていた。国産に切り替えることで品質を安定させ、
荒廃が目立つ竹林再生にも繋げ、地域資源活用と六次産業化事業の実践を目指す。
(記事参考:J-NET21 News 独立行政法人・中小企業基盤整備機構、日本経済新聞 2016/12/17)
by Gewerbe 「貿易ともだち」 K・佐々木