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『ポリネーター(送粉者)』
2016年 12月 04日
(貿易ともだち)さん、みんな(がんばるチャン!)してるかな? (3244)
『貿易ともだち』で、「何で、突然に(ハチミツ)、(ミツバチ)の話題の連載を?」の疑問があるかも知れません・・。 しかしながら、消費の9割を輸入に頼るハチミツを通して、我が国の食糧安全保障、農業政策、環境保全、地域振興、貿易の有り方・・・、多くを改めて教えられました。 『ポリネーター(送粉者)』 養蜂業者はミツバチを飼育して生計を立てています。ミツバチの生産するものといえば、蜂蜜が連想されます。他にもローヤルゼリーやプロポリスなどがあります。これらを養蜂生産物といいますが、実は養蜂業者の全売上に占める割合はわずか2~5%に過ぎません。残りの95%以上を占めるのは、果樹や野菜の「花粉交配用のポリネーター(送粉者)」としてのものです。具体的には、野菜ハウス栽培業者や果樹農園へ花粉交配用としての「蜜蜂の巣箱貸出し=リース料」での収入です。 ハチミツ生産やポリネーションに利用しているミツバチは、「セイヨウミツバチ(西洋蜜蜂)」というヨーロッパ原産の蜜蜂です。日本も「二ホンミツバチ(日本蜜蜂)」という在来種が居ますが、これは産業用には向きません。というのも、日本蜜蜂は自分達が必要な分しか蜜を集めないので、蜂蜜の生産量が少なく、また野生種のため、「盗去」という性質を持っています。「盗去」とは、付近に咲いてる花が少なくなると、次の場所を求めて今の巣から引っ越す性質です。 ☆ これまで日本では、野菜や果樹の授粉用の西洋蜜蜂のほとんどを外国からの輸入に頼っていました。なぜなら西洋蜜蜂は、自分達だけでは生育環境の異なる日本の自然環境の中では生きていくことができません。人が丁寧に世話をする必要があるため、国内で管理すると大変なコストがかかってしまいます。そのため毎年花粉交配時期になると、海外から交配用の「生きた西洋蜜蜂」を輸入して使用する消耗品扱いでした。 ところが、2006年にアメリカで発生した「蜂群崩壊症候群」によって、海外からの輸入が難しくなり、日本のイチゴ栽培やリンゴ栽培などを中心に農業が多大な影響を受けました。 日本には蜜蜂の餌となるような蜜源植物がたくさんある環境が少ないため、緑化の推進、里地里山や森林の保護が必要となります。蜜蜂の住みやすい環境を作ることは、結果的に私たち人間にとって住みやすい環境に繋がります。我々人間にとって蜜蜂は蜂蜜生産だけでなく、環境の保護といった部分でも重要な役割を担っています。 (記事抜粋:京都産業大学・総合生命科学部・生命資源環境学科・高橋純一准教授) 『マルハナバチ(丸花蜂)授粉トマト』 大手スーパー食品売り場で「マルハナバチ授粉トマト」と表示された色艶の良い見るからに美味しそうなトマトが並んでいます。日本の生食用トマトはほとんどをハウス栽培で栽培されますが、市場で受け入れてもらうためにハウス栽培業者は、害虫駆除、品質の維持、生産性向上など、いろいろな研究と苦労を重ねています。特に授粉については大変苦労しており、自然の摂理で、全ての果実は、花が咲き授粉しなければ実がなりません。 1998年末頃より、イスラエルから蜜蜂に代わり「セイヨウオオハナマルバチ(西洋大花丸蜂)」がポリネーター(送粉者)として輸入され、国内での野菜・果樹の授粉に確実に効果を上げています。マルハナバチを使った授粉は、ホルモンなどを使った人工授粉に比べ収穫量の増加、果実の品質向上、労働力減少、また農薬を使わないので環境保全などのメリットがあります。 ☆ 『生物多様性・固有生態系の破壊・・』 一方、海外から連れて来られて(輸入)交配に利用される「セイヨウマルハナバチ」に何の罪もありませんが、外来種が国内で大繁殖し一般的に帰化すると、巣の乗っ取りや、交配による遺伝子汚染、病気の伝播、餌資源の競争などを引き起こし、在来種との共生関係が崩れ、生態系の崩壊までつながってしまう危険性が危惧されています。生物多様性や固有生態系保護のための考察も不可欠です。 by Gewerbe 「貿易ともだち」 K・佐々木
by Gewerbe
| 2016-12-04 08:35
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