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10年で11倍に拡大し、95億円近くの輸出額に上がる輸出品は何か?
『BONSAI-今や輸出の”優等生” 盆栽 海外が喝采』
高齢男性の趣味の領域だった「盆栽」が、今や「BONSAI」として外国から評価され、世界ブランドになっている。
全国有数の植木産地で約400年の歴史のある埼玉県川口市は「BONSAIの街」として海外のバイヤーが直接訪れ、売り上げの半分が海外向けという生産者もいる。来年4月にはさいたま市で28年ぶりの「世界盆栽大会」が開かれるのを前に、市内の小学校では盆栽の体験授業を実施するなど、”本家”の盛り上がりも期待する。
世界大会 弾みに、ユネスコ遺産登録へ署名も
国内で盆栽は、主に高齢者が購買の中心で市場規模は縮小傾向だが、海外の評価は高く、老若男女を問わず人気を集めているという。
川口市で「喜楽園」を営んで45年の盆栽師、飯村さん(75)も売上げの半分が海外で占める。2010年頃から、年に10%ずつ増えているという。海外で人気が高まっている理由について、「盆栽は自然の景観に似せて見る人を魅了する生きた完成品。海外の人にも、その魅力が伝わっているのではないか」と飯村さん。
旺盛な輸出需要の一方、国内の盆栽人気も高めようと飯村さんは、国連教育文化機関(ユネスコ)の世界無形文化財遺産に、日本の盆栽文化を登録しようと奮闘中。市内で開かれた盆栽の展示会では、文化遺産登録に向けて署名活動を展開した。
財務省貿易統計によると、盆栽や植木などの輸出額は2002年の8億3000万円が、2013年は94億3000万円と約11倍に拡大。「輸出に伴い、高値が見込める古木が減った」(農水省園芸作物課)ため、2015年は76億1000万円に減った。
(記事抜粋:中村元則 氏ー日本農業新聞(Agrinews co.jp) 2016/10/18)
by Gewerbe 「貿易ともだち」 K・佐々木