(貿易ともだち)さん、みんな(がんばるチャン!)してるかな? (3076)
「欧州国際テロ事件」⇒「欧州、株価下落」⇒「外国為替相場、(円高)」
『欧州株価が大幅安⇒(円高) ブリュッセル連続テロを受け』
昨年11月13日の仏・パリの同時多発テロに続き、ベルギー・ブリュッセルでの連続テロ事件を受け、先週の欧州株式市場では航空会社やホテルなど観光事業の業績への影響を懸念し、関連企業の株価が大幅安となった。欧州では先週末に復活祭(イースター)の休暇となり、旅客事業への影響が広がr恐れが心配されていた。
ベルギー大手のブリュッセル航空をグループに抱える独・ルフトハンザの株価が4%安、格安航空会社(LDC)欧州最大手のライアンエアー(アイルランド)も5%近く下げた。欧州を中心としたホテルチェーンを運営する仏・アコーの株価は一時6%安となった。
外国為替市場では、英ポンドに売り圧力が強まった。対ドルでは一時ポンド=1.42ドル割れと前日比1%強の大幅安となり、約1週間ぶりの安値をつけた。連続テロを受けて6月に英国が実施する欧州連合(EU)残留の是非を問う国民投票の行方が一段と不透明になったとの見方が広がった。
『(テロ=円買い)短命に 金融市場関係者の意識に変化』
ベルギーの首都ブリュッセルで3月22日に起きた連続テロ。イスラム過激組織「イスラム国(IS)」が犯行声明を出し、
安全資産の「円」には瞬間的に買いが走った。=「円高」 ただ、「円買い」が一巡した後に円相場は下落に転じ、欧州の株式相場は軒並み前日比上昇で取引きを終えた。
「テロとの戦い」が世界のキーワードとなる中、国際金融市場でも「テロには屈しない」との見方が出始めていることが背景にある。
(記事参考:日本経済新聞・経済部 佐伯 遼 氏 2016/03/26)
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国際資本投資家の金融市場への資金運用とは、経済や社会の国際情勢に敏感に対応して、「株式」⇒「主要通貨」の間を資金移動させるのであり、日本の通貨「円」が”安全通貨”とされ、国際的な不安定要因が発生した場合、円が買われ=「円高」となる理由は、日本円が「可もなく、非もなく」という大きな利益をもたらす通貨ではないが、反対に大きな損失を発生させる通貨でもない。との現状からの金融投資家の”一時資金逃避先”という資金安全運用の意味合いが強いです。
なおかつ、資源安による世界経済減速による発展途上国への投資引上げで、機関投資家の資金は行き場を失っておりしばらくの間、小刻みな「円高」、「円安」を繰り返すのではないでしょうか?
(参考) 2016/03/27日 朝
・日経平均株価 : 17,002.75円
・対ドル相場 : 113.12円/US$
・対ユーロ相場 : 126.32円/ユーロ
by Gewerbe 「貿易ともだち」 K・佐々木