(貿易ともだち)さん、みんな(がんばるチャン!)してるかな? (3065)
「第1次産業革命」:18世紀における蒸気機関の発明における手作業の機械化。
「第2次産業革命」:20世紀初頭、フォード社に代表されるラインでの
流れ作業大量生産化。
「第3次産業革命」:電子システムとコンピューター技術による生産自動化。
「第4次産業革命」:「スマートファクトリー」(考える工場)
「IoT=Internet of Things」(モノのインターネット)
『インダストリー4.0』
ヨーロッパでは、ドイツをはじめとした先進工業国が、今後も長期的により高い競争力を維持していくことが経済成長にとって重要だと考えている。
そのため、ドイツ政府は早くから「IoT (Internet of Things)=モノのインターネット」の分野に積極的だった。初期の取り組みは「高度技術戦略」と呼ばれ、さまざまな研究により技術イノベーションを生み出し、競争力を高めることを目指していたが、それらの多くの研究を結合して発足したのがIoTを基盤にした『Industry 4.0」プロジェクトだ。2013年には2億ユーロ(約280億円)もの大きな予算が割り当てられた。
「インテリジェント監視システムや自律システムの開発を推し進め、インターネットにより工場内外のモノとモノ(IoT)が連携することで、新しい価値やビジネスモデルの実現を目指す」
(記事参考:RENASASEDGE GLOBAL WATCH Index インダストリ4.0 次なる産業革命か?)
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以前は、「道具や機械はしょせん、人間が使い・操作するもの」という言葉がありました。
しかし、現在の先端設備工場においては、各種のセンサーやカメラが各機械に組み込まれているのは常識であり、さらに、その各々の情報がインターネットで工場内外の他の多くの機械や設備とつながり、人の手を介することなく情報交換・自動的に制御しています。
(※)
聞くところによると、一台の乗用車に組み込まれている小型パソコンや情報端末機器は、10数個に及ぶそうです。乗用車しかり、すべての機器や設備が、相互にコミュニケーションを図る「ロボット仮想空間」と成り立って行こうとしています・・。端的に解り易い例でいうと、ガスや電気、水道の使用料をチェックする検針員は今後とも必要でしょうか? 電子新聞でニュースを閲覧する現状において、新聞配達員は必要でしょうか? 倉庫での在庫確認、梱包・発送業務員は必要でしょうか?
by Gewerbe 「貿易ともだち」 K・佐々木