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『原産地偽販売・・? どこまでが「日本産」?』
2016年 03月 11日
(貿易ともだち)さん、みんな(がんばるチャン!)してるかな? (3059)
「原産地偽表示」の物品は、関税法第71条の規定により「輸入の許可」を受けることができない。と厳しく規定されています。 また、関税法第69条の11第1項第10号により、「不正競争防止法第条第1号~第3号を組成する物品」は「輸入してはならない物品」として同様に輸入の許可はされません。 【不正競争防止法 第2条】 ・第1号:周知表示混同惹起行為 ・第2号:著名表示冒用行為 ・第3号:商用形態模倣行為 前号での「(株)小西美術工藝社 社長 デービット・アトキンソン氏」は、「渋=漆器」と同様に、「金沢箔=金箔」に対しても厳しいコメントを発している。 「金箔」といえば、やはり石川県の金沢を思い浮かべる方が多いと思います。国内の金箔の99%を生産しているというのは有名な話です。 最初に金箔業界に不信感を抱いたのは、金の価格が上がっている時でした。業界から「金の値段が1割上がったから、1枚当たりの単価が1割上がります」と言われました。これは元金融アナリスト(元ゴールドマン・サックス金融調査室長)として、絶対に認められない話です。1枚当たりの単価のなかには、職人の賃金、固定費なども含まれているはず。金の原価だけで金箔の価格が構成されていないのは事実です。 金の値段が1割上がったからといって、1枚当たりの単価の値上がりはせいぜい2%程度でしょうと言っても、その業者の営業マンは頑張って反論してきました。 ゴールドマン・サックスという世界トップクラスの投資銀行の元役員にそんな話が通じるはずもないのですが、金箔業界はこうやって人をだましているのだということがよくわかりましたし、業界のなかで、それを見抜けない人材がいるという問題も痛感しました。 一枚あたりの値段の正当性を確かめるために海外産の金箔を調べてみたところ、その不信感がより深まる結果になりました。中国の会社が売っている金箔を実際に買ってみると、「金沢箔」についているものと同じ説明書きが付いてきたのです。その中国の会社に問い合わせたところ、それを日本のどこに納めているかまで教えてくれました。何と、近年この「金沢箔」として売られているものの中に、実は安価な中国産金箔がかなりの割合で紛れ込んでいたのです。 『法律ではなく(モラル)の問題』 そんなバカな、と耳を疑う方も多いと思うかも知れませんが、これは事実です。「金沢箔」というものを単なる金箔の商品名のようにして、中国産金箔を売っている業者が存在しているのです。 「金沢箔」だから金沢の職人が作ったものだと思って購入している消費者にとっては、詐欺も同然の話が横行しているのです。たしかに法律には触れないかもしれませんが、モラルとしては大問題でしょう。 また、伝統技術の場合。問題を深刻にしているのは、被害がそれにとどまらないということです。 中国産金箔が多く流通するということは、それだけ金沢の金箔職人が仕事をする機会が減るということですから、収入が減るのはもちろん、技術の継承もできません。「金沢箔」という伝統技術にとって非常に大きなマイナスなのです。 このまま中国産金箔が普及してゆけば、金沢箔も、いつの間にか中国産渋にとって代わられたしまっていた国産渋と同じような運命をたどってしまうでしょう。 (文・デービット・アトキンソ氏 (株)小西美術工藝社 社長、元ゴールドマン・サックス・金融調査室長) ☆ 日本は、WTO(世界貿易機関)が規定する「TRIPs協定=知的財産権の貿易関連の側面」に関し、その遵守に関しては先進国であり、むしろ「海賊版とかコピー商品」での被害国であると強く信じてきましたが、デービット・アトキンソン氏は、この「日本産」の不透明さを厳しく追訴し、何よりも「世界が認める日本とは何なのか!?」を、強く我々に提唱しているのではないでしょうか? 「ハゲタカ金融機関」と嫌われたゴールドマン・サックス社にも、彼のような人物がいた事実に正直なところ、驚愕しています。これほどの経歴の人物ですから、単なる「日本伝統文化」に対する感情的なものではなく、アナリスト(金融専門家)として、「日本伝統文化」に対する”したたかな経済計算”あっての発言と察します。 by Gewerbe 「貿易ともだち」 K・佐々木
by Gewerbe
| 2016-03-11 21:22
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