『スイス与党議員 〔姥捨山〕構想 ”老人輸出”? 』
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『スイス与党議員が〔姥捨山〕構想、コストが安いモロッコに(年金老人)を移住させる』
高齢化社会で膨らむ一方の「老人コスト」は万国共通の課題だが、欧州では「現代の姥捨山」ともいえる構想が持ち上がり、波紋を広げている。高齢者を北アフリカに移住させるというのがその構想だ。
ここまで極端ではなくても、ドイツではすでに高齢者が隣国ポーランドの施設に入所するケースが報道されており、コストの安い国に
「老人輸出」する動きはすでに具体化しているようだ。
『モロッコの方が住宅費、医療、社会保障費がずっと安い』
スイス・ジュネーブの英語専門局「ワールドラジオ」や地元紙「ジュネーブ・トリビューン」が一昨年の夏に報じたところによると、構想を披露したのは与党=スイス国民党の議員。
「アフリカ北部のモロッコに居留地を作って、年金受給者や亡命希望を断られた人を住まわせる」、というのがその内容だ。議員は、「モロッコの方が住宅費、医療、社会保障費がずっと安く、(自らが地盤とする)ジュネーブにとっても経費節減になる」と、その理由を説明した。また、居留地が雇用を創出するため、若いモロッコ人にとっても利益になると説いた。議員は、ウエリ・マウラー大統領もこの構想を支持していると主張している。
物価の違い意外に、ジュネーブでもモロッコでもフランス語が使用されていることも背景にあるとみられる。現地報道からは、自発的な移住を促すのか、ある程度強制的に移住させるのかは明らかでない。
(記事抜粋:J-CASTニュース 2013/10/05)
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まったく、”う~ん・・・”と言うニュースですね。我が国、アベノミクスの掲げる構想は、このスイス与党議員とは反対の「老齢認知症の人の意思が尊重され、住み慣れた地域のよい環境で自分らしく暮らし続けることができる社会を目指す」とするものです。
経済先進国に共通する”大きな課題=老齢福祉”の現状の一つとして、それなりに興味を持つ話題です。
「”人間”としての福祉互助精神」と「生物の一つとしての”ヒト”としての自然淘汰」の間のバランスは、各国の政策・行政の施策に大きく圧し掛かってくる21世紀になるであろうとは思えます。
by Gewerbe 「貿易ともだち」 K・佐々木