(貿易ともだち)さん、みんな(がんばるチャン!)してるかな? (2623)
『IT(アイ・ティー)=情報の国際ネットワーク』⇒『Iot(アイ・オー・ティー)=モノの国際ネットワーク化』の話題は、11月12日・No.2614でアップしています。
自動車や家電製品などに通信機能をもたせて付加価値を高める『Iot=Iternational net-work of Things』でも先端を走る米・シリコンバレー、新たな製品・サービスを生み出そうと競う合うなか、部品加工や設計などで高い技術力を持つ日本の中堅・中小企業に関心を持つ現地企業が増えている。
ロボットへの関心を高める「米・グーグル社」は、昨年に我が国の東大発のベンチャー企業である「シャフト」を買収した。
「シャフト」の技術は、(産業技術総合研究所)での研究がベースになっており、その開発には国費が投じられているという。同社は昨年12月に開催された米ロボット協議会で優勝し、その前後にグーグルに買収された。同競技会は、米国国防省の主催であり、その目的はズバリ「軍事用ロボット」の開発にある。
日本では、事前に有望な分野を絞り込み、集中的に国家予算を投入すれば高い成果が得られるという意識が強く、特定分野を支援する政策が主流となっている(ターゲティング・ポリシー)。
科学技術が未熟な発展途上国なら通用・有効に機能するが、本当のイノベーションを必要とする先進国では、そういった概念は通用しないというのが国際的なコンセンサスになっている。
だが、日本では今だにそうした途上国的価値観が強い。
官民ファンドである「産業革新機構」もその概念に基づいて設立された組織なのだが、(官)というもっとも保守的な組織が将来に有望な技術を見極め・計画的に育成できるほど、イノベーションや国際競争の世界は甘くはない・・・。
(記事参考:ニュースの教科書 2014/02/20)
過疎・老齢少子化による人口減少に襲われる中間山間地域においてのイノベーションとは、その行政の長を始め、スタッフ全員の(斬新な意識改革)のない限り、町村の存続さえも危ぶまれる危機に突入している・・・。
by Gewerbe 「貿易ともだち」 K・佐々木