(貿易ともだち)さん、みんな(がんばるチャン!)してるかな? (2549)
「今年の”輸出入申告書作成問題”は、どのような商品で、どのような内容を組み込んだ問題が出題されるのか・・?」
これから、3ヵ月後に「第48回・通関士試験」に立ち向かう受験生にとっては、極めて気になる内容と思います。抵抗の少ない(一般的な日常品)であれば、その不安は少ないと思いますが、過去には、(舌を噛みそうなカタカナ名が並ぶ化学製品)や(金属関連)など、男女を問わず毛嫌いする商品の出題もされてきています。
僕にすれば、今年の受験対策に”あまり参考にはならない”ような気もありますが、過去10年間の通関士試験の「申告書の作成問題」において、どのような貨物での出題があったのか? 輸出申告書と輸入申告書の双方を回数別にリストアップしておきます。
(年 度) (回 数) (輸出申告書) (輸入申告書)
H25 2013 第47回 竹製品など 米国からの冷凍野菜
H24 2012 第46回 クリスマスグッズ 米国からのジュース・ワイン等
H23 2011 第45回 肥料等 米国からの食料品
H22 2010 第44回 コーヒー、香辛料 米国からの大豆など
H21 2009 第43回 はさみ など 米国からの亜鉛及びその製品
H20 2008 第42回 ゴム製タイヤ・チューブ 米国からのランプ、照明器具
H19 2007 第41回 家庭用電気気等 ①化粧品類
②調整食料品
H18 2006 第40回 万年筆等 ①その他の玩具類
②男子用編み物衣類
H17 2005 第39回 冷凍魚類 パスタ
H16 2004 第38回 スーツケース等 冷凍豚肉調製品
H15 2003 第37回 食品調理用機器 メントール(はっか)
H14 2002 第36回 乳児用衣料 バター
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第41回、第42回は、輸入納税申告書問題が”2問”出題されていました。
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直近の4年間は、「輸入申告書」において、(米国からの食品関連)の出題が続いているのが気になりますね。その前の2回は、(亜鉛)、(照明器具)ですが、同様に米国からの輸入です。
そろそろ、EU(欧州連合)やその他の(外国通貨=米ドル以外の為替レート)の出題があってもおかしくないですね。
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”確信”は、まったくありません! 僕の個人的な”予感・・”と言うか、(虫が騒ぐ~)という根拠のない予感として、今年=第48回での申告書作成問題の該当貨物としてマークしている部分があります。
「第8部 皮革・毛皮とその製品類、 (第41類~第43類)」
・第41類 : 原皮(毛皮を除く。)及び革
・第42類 : 革製品及び動物用装着具並びに旅行用具、ハンドバッグその他これらに
類する容器並びに腸の製品(ガット)
・第43類 : 毛皮及び人造毛皮ならびにこれらの製品
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(第42類)の該当製品の範囲の広さは、”怖い・・”です。
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あえて、(理由付け)、(予想の根拠は?)と聞かれれば、区切りのよい10回=10年前の2004年・第38回の試験問題が、「輸出申告書」=(スーツケース等)、「輸入申告書」=(冷凍豚肉調製品等)と言えるでしょうか・・・。