(貿易ともだち)さん、みんな(がんばるチャン!)してるかな? (2542)
IDC(Internet Data Center)の統計によると、中国のスマートフォン(多機能携帯電話)市場の規模は、2013年度で3億6000万台、2014年見込みが4億5000万台です。
つまり、日本の総人口の10倍を超えるというこの巨大市場を奪い合う企業別のシェア(市場占有率)を見ると、2013年第3四半期(10~12月の3ヶ月間)で、下記となっています。
1位:韓国 ・ サムスン 19.3%
2位:中国 ・ レノボ 11.8%
3位:中国 ・ 酷派(クールパッド) 11.7%
4位:中国 ・ 華為(ファーウェィ) 8.6%
5位:米国 ・ アップル社 5.8%
さらに、その下には700~2000元という低価格の割りに高品質のスマホの人気の中国ブランドである小米(シャオミイ)などがひしめいています。
残念ながら、日本のブランドは陰も形もありません。
そんな中、米・アップル社は昨年12月23日、ユーザー数:7億6千万人の世界最大のキャリアーである〔中国移動通信(チャイナ・モバイル)との提携を発表しました。
販売価格は16ギガのiohone5Sを4ギガ通信利用で契約すると5488元(約19万3300円)で、月額使用料は別途138~588元のプランが用意されている。
報道によると、12月25日からの20日間で、予約が100万件を超えたようである。
北京や上海など大都市圏でのiphone需要はほぼ一巡しているので、今後は3~4級都市でのマーケティングを強化して、恐らく今年中に2000万~3000万台を売ることになると予測できる。
単純計算ではシェアの10%を取れば4000万台の売上げになる中国のスマホ市場が魅力的に見えるのは確かですが、それでは”日本ブランド”がそこに飛び込んでの勝算はあるのでしょうか・・?
by Gewerbe 「貿易ともだち」 K・佐々木