(貿易ともだち)さん、みんな(がんばるチャン!)してるかな? (2498)
今年の干支は(午=馬)ですよね。
『人間、万事が塞翁(さいおう)が馬』という故事は聞きますが、今朝の日経新聞・編集長(滝田洋一)氏は、おもしろい論評を載せていますね。
『経済再生、「走り馬にムチ」の年に・・」
経済も「万事が塞翁が馬」 将来の姿は誰も正確には見通せない。
安倍普三首相政権の経済施策である「アベノミクス」がここまで世の中の雰囲気を変えるとは。
一年前の日本経済新聞の新春株価予測では、最も強気の見通しが(1万3千5百円)だったことからも、変化の大きさがうかがえよう。
「勝てば官軍!」ということなのだろうか、2014年の株価についての見通しが、むしろ支配的になっている。その一方で、「アベノミクスの盲点・・」への懸念も増大する。
・「対米ドル為替レート」:105.28~32円/US$
・「日経平均株価」:1万6千291円 (30日 大引き)
昨年の日経平均株価は、56.72%の上昇と、”戦後4番目の上げ相場!”になり、市場には先高感が満ちている。
「バブル期」の始まった1990年から24年目をむかえるのですよね・・・。まさに”失われた20年”と言えるでしょう。つまり、多くの若者は、「日本の下り坂」しか知りません。経済の下り坂とか、上り坂とかというより、(日本の質)への転換が大きく求められる年のスタートになりそうですね・・。
☆
1989年の年末(大納会)の日経平均株価は。3万8千915円で引けた
。「(来年=1990年)はいつ、4万円を突破するか!?」と皆が騒いでいた。まさに”バブル絶頂期!”
1990年の新年・・株価は大暴落し、3月には3万円を割り、10月には2万円を割り込んだ。
1年経たらずの間に、”半額まで落ちた”年が1990年です。株価はそのまま下がり続け、1992年4月には1万4千194円まで下がった。
しかし、当時の人々は
「今、ちょっと下がっているだけですぐ回復する」と
浮かれていた・・。
つまり・・、1950年代以前の生まれの「バブル期経験者」の誰もが、「1913年・アベノミクス」による”経済復興”を心底からは信じてはおらず、”不安視・・”に覆われているのです。
(記事参考:日本経済新聞電子版 滝田洋一(編集長)
by Gewerbe 「貿易ともだち」 K・佐々木