(貿易ともだち)さん、みんな(がんばるチャン!)してるかな? (2462)
『日本の食品メーカーも続々と参入する「ハラル制度」とは何か?』
(記事:ダイヤモンドオンライン・2013/11/21 抜粋~)
約16億人=世界の総人口の4分の1を占めるとされるイスラム教徒が存在感を強めている。
まだまだ経済成長の余地があり、日本への観光客も急増中だ。
例えば、アジアの中でもイスラム教徒の多いインドネシアやマレーシアからの来日者数は、今年8月だけで約2万7千人=前年比で35%増加している。(観光庁調べ)
有望市場としてのイスラム圏諸国に、日本企業も熱い視線を注いでいる。
外国を旅行するイスラム教徒につきものの悩みが「食」の問題。
イスラム教と言えば、厳しい戒律で知られ、豚肉や豚脂、アルコール飲料や調味料のみりんなどが禁じられている。
そこで、イスラム諸国で普及しているのが『ハラル認証制度』だ。
「ハラル」と言えば、(イスラムが認定する方法で処理・加工・保管・運搬された食品」であるという第三機関の”お墨付き”だ。
イスラム諸国内ではもちろんのこと、国外でも彼らはハラル食品の購入を望んでおり、インドネシアでは「ハラル」か否かの確認ができるスマートフォンのアプリが人気だという。
(キューピー)や(味の素)などの日本食品企業は厳しい条件をクリアしてハラル認証を受け、イスラム圏諸国での事業を展開している。また熊本県のゼンカイミートは、日本国内で初めてハラル認証された牛肉を扱うが、このバーべキューがイスラム教徒の人気を集めているという。
by Gewerbe 「貿易ともだち」 K・佐々木