(貿易ともだち)さん、みんな(がんばるチャン!)してるかな? (2452)
『TPP(環太平洋経済連携協定)』:米国が、100%関税撤廃を要求。
『日・EUーEPA(日本・欧州連合経済連携協定)』: 90%即時関税撤廃を要求。
(話題)に事欠きませんよね。これらの具体的な内容は、継続してアップします。
言えることは、(TPP)、(日・EU-EPA)共に、交渉の締結の難問となっているのは同じであり、それは
『重要例外5項目』と呼ばれる我が国の
農産物です。
① 米(コメ)、麦
② 砂糖
③ 牛肉
④ 豚肉
⑤ 乳製品
その「農産物」=(食料)に関して、これらの(経済連携協定)の締結以上に気になるニュースがあります。
「太陽活動、過去100年間で最大の異変!黒点異常や磁気反転。米国は大統領令で天候変動への注意呼びかけ」
昨年、米国・ニューメキシコ州で開催された米国の天文学会・太陽物理部門で天文学者らが指摘した内容です。
「太陽活動は、11年周期で、極小期と極大期を繰り返す。今年はそのピークであるが、未だに太陽の活動は活発化せず、活動が鈍いままである。よく似た太陽活動の事例が17世紀に起こっており、
「マウンダー(Maunder)小氷期」と呼ばれて、1945年~1715年の”70年間”寒冷化が続いた。ヨーロッパでは川が凍結し、セーヌ川やテムズ川は凍結し、歩いて渡れたという。
日本も、時の書物を調べてみると、日本でも寒冷化で桜の開花が遅れ、気温が2℃くらい低かったと見られ、凶作が襲ったようである。
つまり、米国を中心とする各国の天文学者の指摘とは;
「現在の太陽活動の異常=停滞は、過去の例では70年間続く
(マウンダー小氷期)に突入している可能性が高い・・」とするものです。
なお、この話題は、2012年6月24日に、日本経済新聞・(日経サイエンス)で取り上げています。
「太陽に異変、静穏化で地球は寒冷化するのか?」
・TPP交渉において、米国からの(100%関税撤廃!要求)に対して、我が国の甘利TPP担当相は、「重要5項目は、政権の命運にかかわる・・」と突っぱねたとの報道であるが、(我が国の”食料政策・食糧安全保障”の観点が違うのではないのかなァ~?
要は、わずかな我が国の(耕作可能地を、遊ばせるな!)という一点に行き着くと思うのですけどね!
(爆発的な人口増加の発展途上国の食糧買占め)と(気候変動による凶作)・・・
今後の50年~、食糧安全保障に関し、安泰とは思えません。
すでに、造船所が、「野菜工場」に替わった企業も出現している事実にお気づきでしょうか?
by Gewerbe 「貿易ともだち」 K・佐々木