(貿易ともだち)さん、みんな(がんばるチャン!)してるかな? (2465)
前号でアップした「輸入してはならないモノ(知的財産権侵害物品(育成者権)」に関して、日本の園芸会社が膨大な経費と時間を費やして作り出した優秀な品種の「無断増殖疑義品」=(育成者権侵害物品)は輸入空港の成田や関西空港などで、
『品種保護Gメン』が厳しく目を光らせています。
この
『品種保護Gメン』は、農林水産省のスタッフと思いますが、そもそも『Gメン』とは何者なのでしょうかねェ・・? 最近では、大手スーパーで、「万引きGメン」という職名まで現れて、何が何なの解らなくなります。
『Gメン』とは、Government Menのイニシャルです。直訳すると(政府役人)の略です。
元々は、アメリカ合衆国のFBI(Federal Bureau of Investigation)=連邦捜査局の特別捜査官を表す呼び名でした。
それが、現在では、各国の各省庁・各産業に拡がって、何でもかんでも『Gメン』ですよね。
今回の「品種保護Gメン」は、我が国の(農林水産省)ですが、(厚生労働省)の「麻薬Gメン」
「食品表示Gメン」、「原産地偽表示Gメン」、「コピー商品・海賊版Gメン」・・・
大手警備会社のGメンや、大手スーパーマーケットの「万引きGメン」に至っては、これは何なのだ~・・!?
いずれにしても、「知的財産権侵害物品」とは、何も腕時計やバッグなど工業製品のコピー・海賊版のみを指すのではなくて、前号のカーネーションなどの花や野菜・果樹等の植物における登録品種の無断増殖品である「育成者権侵害物品」の輸入急増は大きな問題であり、我が国の税関は、監督官庁である農林水産省との緻密な連携の下に、育成者権侵害物品の
(水際取締り)に躍起になっています。
by Gewerbe 「貿易ともだち」 K・佐々木