(貿易ともだち)さん、みんな(がんばるチャン!)してるかな? (2459)
『NACCS=Nippon Automated Cargo and Port Consoridated System』
(輸出入・港湾関連情報処理システム)
以前は、『日本通関情報処理システム』=NACCS(Nippon Cargo Clearance Systemu)と非常に理解しやすい「NACCS:ナックス」でしたが、平成22年7月に国土交通省や経済産業省などとの”府省庁統合(シングルウインドウ)”に伴い、「NACCS」という呼称を生かしながら現状に変更されたものです。
現状において「通関手続き」は90%以上がNACCSによる電子化手続きが実施されています。
さらに、平成29年度の「次期NACCS」の稼動時には、船荷証券や保険証券等も含めた通関手続きの”完全ペーパーレス化”を目標とすることが発表されています。
【通関関係書類の電子化・ペーパーレス化に向けた取組み】
~貿易円滑化に向けた中期的な展望~
(平成24年4月17日 財務省関税局)
☆ サイトに公表されており、閲覧できます。
(通関業務)に限らず、現状においては”PCスキル”が必要不可欠な要素であるのは間違いないと思われますが、(通関士は、法令解釈・遂行者か?)、(電子化手続きのPCオペレーターか?)のいずれか?? と、悩まされる場面があるのも事実です。
いずれにしろ、今後の「通関士」の遂行業務において(PCスキル)は、必要不可欠な重要な要素であることは間違いありません。 現状までの通関士試験は、(マークシート方式)ながら、基本的には「ペーパーベースの試験」であり、受験者の(PCスキル)を試験において具体的に測り得る術はありません。
具体的=(直接的)に、通関士試験において(PCスキル)は無関係とするならば、(間接的)にはどのような関係があると思えるでしょうか?
通関士試験の受験に際し、(各テキストの丸暗記)で臨むのではなく、日常的にPCを使いこなし、「税関ホームページ」で公表される(法令改正)や(事前教示の回答例)などで常に新しい情報を入手するスキルを持つ受験者かどうか?が組み込まれた出題です。
(何を、そこまで大げさな・・)と言う反論もあるでしょうが、昨年度にわずかの失点で合格を逃した受験生は、「税関ホームページ」の(輸出入手続き)で、
「事前教示回答(課税価格)、(品目分類)」を一度覗いてみてください。「通関士試験には、受験者のPCスキルの判定基準が組み込まれている」とする意見を納得してもらえると思います。
昨年の受験前に、(ここさえ見て置いたら、あの問題は正解が出せたのではないか?)という気になりませんか?
by Gewerbe 「貿易ともだち」 K・佐々木