(貿易ともだち)さん、みんな(がんばるチャン!)してるかな? (2400)
「日本の常識は、世界の非常識!」とは、貿易に関わる者の”常識”とする言葉で
すが、僕は、昔も今も、ロシアには訪問したことがないので、このニュースに接するま
では、まったくその事実に気づきませんでした。
(なるほどねェ~・・)と、改めて各国がそれぞれに持つ(日本と異なる常識)に感銘
しています。
『隕石でわかった、ロシア(車載カメラの常識)』
ロシアのチェリャビンスク上空を飛ぶ巨大な隕石の姿を、あれほど多くの車が画像で
とらえられたのはなぜだろう?
それはロシアのほとんど全ての車のダッシュボードにカメラが設置されているからだ。
広大な国土に加え、職務怠慢な警察や腐敗が横行し、衝突事故で目撃証言が有利に
働くことがほとんどない法制度のために、ロシアのドライバーにとって車載カメラは必要
不可欠なものだ。
「ズボンを履かずに車には乗れるが、ダッシュボードにカメラの無い車には乗るな!」と
いう言葉まであるとか・・・。
WHO(世界保健機構)の2007年の交通死亡事故統計によると、ロシアにおける交
通死亡事故率は、25.2人/10万人。対して、ロシアの6倍の車が走っているアメリカ
の死亡率は、13.9人/10万人、ちなみに日本は、5人/10万人であったようです。
しかし、ロシアの車載カメラのこの”常識”で、隕石の貴重な画像(動画)が非常にリア
ルに撮影された。
現在のように、安いカメラやフラッシュメモリーが一般的でなかった、わずか数年前であ
れば、不可能な事でした。
(記事出所:WIRED.jp 2013/02/18)