(貿易ともだち)さん、みんな(がんばるチャン!)してるかな? (2386)
略称・
HS条約:(International convention on the Harmonized Commodity
Description and Coding System)
「商品の名称及び分類についての統一システムに関する国際条約」
○ 1960年代、世界貿易が急拡大し始めるころには、世界には各国ごと、業界ごとに17種
類を超える商品分類表が存在していた。
例えば、SITC(国連標準国際分類表)、TSUA(米国関税率表)、NIMEXE(欧州共同貿易
品目表)、WACC(世界航空貨物分類表)、STCC(標準輸送商品コード)など、・・
我が国にも、独自の”日本実行関税率表”があった。
※ 「関税分類の解釈」が各国ごと、業界ごとにまちまちに行われ、かつ、複雑であっては、
貿易の障害となりがちである。
貨物が国境を超えるごとに、業態が変わるごとに、”商品分類の組み換え”を余儀なく
されるわけであり、国際的な共通商品観念における協議は不可能です。
① 関税率の適用にあたって、統一性・透明性が確保できない。
② 関税交渉の際にも、対象品目の範囲・定義が明確に定まっていることを、まず求めら
れる。
③ 各国の貿易統計を比較分析するためにも、品目表は各国同一であることが望ましい。
『HS品目表の目的』
(主たる目的):「関税率表」と「輸出入統計品目表」
(その他の目的):
「原産地規則」
「関税・内国税引下げ交渉」
「貿易政策 (輸入割当・ライセンス等)」
「貿易規制物質の特定 (有害廃棄物)、(オゾン層破壊物質)、(ワシントン
条約)、(生物多様化条約)など・・」
「通関手続き関連=AEO制度(リスク管理・コンプライアンス)」など・・
by Gewerbe 「貿易ともだち」 K・佐々木