(貿易ともだち)さん、みんな(がんばるチャン!)してるかな? (2324)
あの「東洋経済」をして、
”ここまでの急落は予想外だった・・”と言わしめた『シャープの
下方修正』です。
『シャープは過去最悪の最終赤字に ”屋台骨”テレビの消沈で生存の岐路』
ー東洋経済オンラインー2012/02/28ー
2月1日修正後の会社計画は:
・売上高 : 2兆5500億円ーーーー(前年比:15.6%減)
・営業損益 : ゼロ! ----(前期は789億円の黒字)
・純利益 : 新たに1200億円の繰延税金資産の取崩しを迫られている。
○ 損益 : 2900億円の赤字!
従来の会社計画に対して、売上高:2500億円、営業利益:850億円、純利益:
2960億円の下振れとなった。
2011年10~12月期(第3四半期)決算の低迷からみて、「東洋経済」ではこの会社数値
ですら実現は厳しく、表記予想まで再加工する余地があると考えている。
「シャープ」が昨年10月27日に今期最初の下方修正を実施した際は、(円高)による
”太陽
電池事業”の下振れが減額の主因だった。
今回は、
(国内テレビ)、(携帯電話事業)、(液晶パネル)という3大事業
(シャープの売上高全体に占める割合は6割)の悪化が背景にある。
さらに、
”液晶事業”は大阪堺工場の減損リスクという”爆弾”を抱える。投資総額約4000
億円を投じて2009年10月に鳴り物入りで立ち上げた最新鋭工場だが、現在の稼働率は
50%前後と低迷である。今年夏ごろまでにフル生産体制が叶わなければ、減損の危険性
がある。
今年=2012年は”シャープはの創業100周年”を迎えるが、この節目を華々しく祝うゆとり
はない。(テレビ事業)という屋台骨の崩壊が明白となった今年、シャープはくしくも創業以来
最大級ともいえる正念場をむかえることになる。
(記事:東洋経済オンライン・西澤祐介 2012.02/28)
by Gewerbe 「貿易ともだち」 K・佐々木