(貿易ともだち)さん、みんな(がんばるチャン!)してるかな? (2302)
DRAM (Dynamic Random Access Memory)=「読み書き自由半導体記憶素子」
国内唯一のDRAMメーカー、「エルピーダ・メモリー」が苦しんでいる。2011年中期決算
の赤字額は567億円。また、社債返還や借入金返済など、
この4月始めまでに1700億
円超の資金が必要だが、自力返済は困難な状況だ。
DRAMは、パソコンのメイン・メモリーなどを支える半導体。2011年のDRAM市場規模は
前年比26%縮小し、過去最悪の下げ幅となった。
①スマートフォンやタブレット端末の台頭と、
②景気後退により、PCの需要が激減。
③前年に各社の大型投資が相次いだことも影響し、
需要のバランスが大きく崩れた。
DRAMの価格も年初に対し、50%以上、下落している。
今年は「ウルトラ・ブック」と呼ばれる軽くて薄いPCの普及も見込まれ、徐々に需要が回復
するとみている。だが、それでもDRAM市場は、前年比横ばいかマイナスの可能性が高い
だろう。
DRAM市場でシェア45%を占めるのが、首位のサムスン電子だ。同じく韓国の灰ニックス
が21.6%と続く。エルピーダのシェアは12.2%の3位。しかも、直近1年間で1%以上
シェアを落とし、4番手の米・マイクロンにわずか0.1%差まで迫られている。
厳しい市場環境の中、同社に活路はあるのか。残された道は3つある・・・(続く)
(記事:プレジデント 2012/02/06 「エルピーダに残された3つの道」)
by Gewerbe 「貿易ともだち」 K・佐々木