『CDS市場で異変・・②(日本国債、現状はバブル)』
(貿易ともだち)さん、みんな(がんばるチャン!)してるかな? (2290)
「日本国債」の保証料率=(CDS=Credit Default Swap)が上昇したのは、一体改革
を巡る与野党間の狭義が難航すると予想されているからだ
「協議の行方次第では1~3月中に日本国債格付けが見直される」と市場関係者も少なくない。
もちろん、欧州各国の国債と日本国債の保証料率にはかなりの開きがある。
日本国債が1.5%台なのに対して、スペイン国債は4%、イタリア国債は5%を超える。金融
市場にほとんど流通 していない中国国債と日本国債を一律に比較するのも、やや無理があ
る。
ただ、注意しなければならないのは、CDS=保証料率が示すのは海外の投機筋の評価とい
う点だ。
欧州各国を債務危機に追い込んだ海外の投機筋が、先進国で最悪の財政状況とい
われる日本を「次の標的に吸えた」(メリルリンチ日本証券・藤田チーフ債券ストラテジスト)
とも映る。
”日本の公的債務がいかに巨額であっても、国債は順調に消化され、利回りは低位
安定している。国債保有者の9割超が国内投資家である上、国民の金融資産が国債
残高を依然上回っていること。経常黒字の計上などを理由に、あと5~10年は国債の
暴落は起こらない”との声は多い。
しかし、エコノミストの中原圭介氏によれば、"早ければ2013年にも日本国債は急落し、
利回りは自力での国債発行が不可能な水準に到達する可能性がある。ギリシャやイタリア
など、
欧州重債務国の国債を売り崩したヘッジファンドが次に狙いを定めているのが日本
なのだと言う・・・・。
(記事参考:園田義明メモ:NIKKEI 20112/01/13)
by Gewerbe 「貿易ともだち」 K・佐々木