(貿易ともだち)さん、みんな(がんばるチャン!)してるかな? (1346)
過去にも、インコタームズ(貿易条件)の「EXW」や「DDP」に係る出題はされている
ので、とりわけて騒ぐことでもないとは思いますが、今年から改訂となった
「インコター
ムズ2010年版」の『DAT』=Delivered At Terminal (ターミナル持込渡し条件)が
早速に、輸出申告書のインボイス(仕入書)に記載されているのは、やはり、驚きでした。
他にも、実務の計算問題の(課税価格の計算問題)は、2問が
(三国間貿易)の形を
とっています。
輸入申告書においては、(売手)と(買手)の間、”相互に売買”という
(バーター貿易)
という関係化において、解答速報が割れている(10%値引き)に関連する;
○ 2者間における(相殺決済)=バイラテラル・ネッティング決済
○ (債権債務の打ち消し) =オブリゲーション・ネッティング決済
など、国際商務(現状下における貿易実務)の実情に関連付けられた内容の出題です。
『貿易実務検定』=国際間における商取引きのノウハウの学習
『通関士試験』=我が国の輸出入における(法律)と(税金)における学習
という、ともに「貿易」という枠内ではあるが、(内容が異なる)分野でしたが、今までの考
えかたでは対処できません。
「(貿易実務)の中での「通関手続き」)に大きく変化しています。
あの「課税価格の決定」の計算問題にしても、(三者間の関係)、(決済、物の流れ)を
具体的に
(絵に描ける)ことができなければ、過去問からの(記述暗記)で対応できる
内容ではありません。
しかし、現行下における(輸出申告価格=FOB価格)、(輸入申告価格=CIF価格)という
『関税法における規定』と(インコタームズ上の表記)との”食い違い”をどこまでごまかし、
どこまで引きずっていくのでしょうか?
申し訳なさそうに、『DAT』における(輸入港の船卸し費用)の具体的金額が記載はされて
いましたが、;
by Gewerbe 「貿易ともだち」 K・佐々木