(貿易ともだち)さん、みんな(がんばるチャン!)してるかな? (3070)
「関税額」 =(課税価格)×(税率)
「関税額」がいくらになる。あるいは、「関税額がない」ことへの確定要素の一方と
なるのが
(税率)です。
現状の通関士試験の通関実務科目、「輸入(納税)申告書」は、NACCS形式による
輸入商品の所属区分と輸入申告価格の2ヶ所のみが、解答部分となっているので、
受験対策として(税率)は関係ない。との意見もあるかと思います。
しかし、〔関税額〕の確定となる一方の
(税率)というポイントを通関士試験が避けて
通るわけがありません。
反対に、(NACCS形式出題からこそ!)、
「税率確定能力のスキル判断」を試験問題
中に組み込んできます。
「輸入(納税)申告書」の”二つの解答箇所”の一つは、上述の通り、(実効関税率表)
での輸入貨物の所属区分ですよね。
(実効関税率表)はその名の通り、(輸入統計品目表)でありながら、我国の【関税率】
を決める”関税率表”です。
グローバル化する現状の貿易環境下で、「通関士試験での合否判定ポイント」は、
何点かあるとは思いますが、”2大ポイント”は、変わらず、
「課税価格」と「税率」です。
通関士受験対策の頂上にもって来るべきポイントは、この”2大要素”であることを見失
なわないように学習を進めてください。
例年のごとく、
”高得点獲得の不合格者”にならないように願っています。
by Gewerbe 「貿易ともだち」 K・佐々木