(貿易ともだち)さん、みんな(がんばるチャン!)してるかな? (1434)
「TPP (Trans-Pacific Strategic Economic Partnership Agreement)
(環太平洋戦略的経済協力協定)」
への、
”日本参加問題”をきっかけに、我が国農政の抜本的改革が現内閣の大きな
課題に浮上している。
『農業開国 攻めの農政へ体質改善を急げ(読売新聞 2010/11/30)』
日本の農業をどう再生していくかー。
農協を初めとして農業団体などは「日本がTPPに参加すれば、我が国の農業は破滅する。」
と危機感をあおっているが、TPP参加云々(うんぬん)する以前に、日本の農業は衰退の一途
をたどりつつあるのは明らかだ。
日本の農業は長い間、巨額の補助金や高関税という保護貿易の内外による手厚い保護に
よって守られ、すっかり足腰が弱くなってしまった。
政府は、その現実を直視し、今こそ生産性が高く国際競争力を持つ農業に生まれ変われる
よう農業政策転換すべきだ。それがTPP参加の前提となろう。
政府は11月末、「食と農林漁業の再生推進本部」の初会合を開き、来年の6月に基本
方針、10月に行動計画を策定すると発表したが、それでは遅すぎはしないか?
1990年代のウルグアイ・ラウンド合意では、総額6兆円を上回る対策費が注ぎ込まれた。
しかし、その金(税金)は、農村の各種施設や温泉ランド、農道空港など無駄な事業に消費
された。
☆ ”我が国の農業”が課題にあがるたび、選挙を意識した族議員や農協を代表とする農業
団体が政策をねじまげ、改革を拒んできた。
政治が重視すべきは「水田」であり、「票田」ではない。
by Gewerbe 「貿易ともだち」 K・佐々木