(貿易ともだち)さん、みんな(がんばるチャン!)してるかな? (1404)
(通貨)として、現状の米ドル(US$)が中心となったのは、極最近のわずかな期間で
あって、米ドルの前は(英・ポンド)、それまでの世界の経済を動かしてきた”機軸通貨”
は、
『無国籍通貨』である
(金)でした。
週明けの11月8日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、アイル
ランドの財政問題に加え、米国の追加金融緩和に伴う
インフレ懸念を背景に安全資産
としての金塊に”逃避買い”が入って続伸、中心限月の12月物は前週終値比5.50米ドル高の1オンス=1403.20ドルと、
史上最高値を更新して終了した。
(時事通信:11月9日)
『金相場を左右する、外貨準備大国・中国の出方』
現状の(金価格高騰)は、2015年辺りまで続くと予想され、数年内に金価格は1オンス
当たり2000ドルまでは上昇する見込みだ。とされている。
中国の金ETF(金価格連動型投資信託)は2005年以降、上昇傾向にあり、2010年第2
四半期には金ETFを通じた金購入高は274トンに達している。中国の金購入高は2000
トンに達しており、IMFやアメリカ、ドイツ、フランスに次ぐ金保有国となっているが、2012
年までにアメリカに次ぐ世界第2位の金保有国となることが予想されている。
しかし、外貨保有高2兆4000ドルの中国の現状にとって、金への投資は全体の1.7%に
過ぎない。
しかし、中国の外貨準備高は今後の5年間で5~6兆ドルに膨れ上がることが予定されて
いるのであり、(中国人民元)の国際通貨の地位を固める目的で、外貨貯蓄における金の
割合を増加させる可能性が高い。
中国がいつ”大量の金購入”に走るかは明確ではないが、2025年以内に中国からの
金の需要が高まることは確実だとされ、米FRBがどのような方針をとるかにかかわらず、
金相場は今以上、
”大幅に上昇”することが予想される。 (Record China 11/1日)
by Gewerbe 「貿易ともだち」 K・佐々木