(貿易ともだち)さん、みんな(がんばるチャン!)してるかな? (1855)
(関税法)、(関税定率法)、(関税暫定措置法)、あるいは、(外為法)等々~、
これらは、
”法律のための法律”として規定されているのではありません。
「適正な貿易=輸出入の運用を図るための統一的な基準」と考えられます。
”他国間”でビジネスを行うから(貿易)であり、輸出者、輸入者と呼ぶのであって、原則的
に考えれば、(商取引=売買)であって、(売手)、(買手)にすぎません。
つまり、「貿易」を、(売手)と(買手)間の”商取引”として単純化して考えれば、かならず、
そこには、「モノ」・「カミ」・「カネ」という(物=輸出入貨物)、(紙=船積書類等)、(金=
外国為替)が存在し、相互間の移動という”流れ”があります。
とりあえず、通関士試験に限定しての表現にはなりますが、”通関士試験に強い”とか、
”頭がいい”と思える人の特徴はここにあります。
常に、(売手)・(買手)を代表とする輸出入の関係者の位置関係と(者(モノ)「物(モノ)・
紙(カミ)・金(カネ)」の流れの”絵を描いています。’
彼らの勉強方法が、手に持った筆記具をクルクルと廻しながら、右左に動かしながら
時にはテキストの余白に○や矢印や四角を盛んに書き込みながら、条文を読み進めて
いることにお気づきではないでしょうか?
(貿易)=輸出入です。現状においてはEDI(電子化手続き)が進んではいますが、原則
として必ず(者・物、紙、金のモノ・カミ・カネ)の所在があり、その相互間の動きがあるので
す。
(関税法)とか、(関税定率法)の各条文は、”法令のための法令”ではありません。
これらの(モノ・カミ・カネ)の適正基準な流れを法的な表現で文章化したものです。
☆ 特に本年度の試験での「輸入(納税)申告書」の作成問題に対しては、今まで以上に
(課税価格の決定方法)・(実行関税率表の解釈)など、”条文の暗記”から”条文の理解”
が判断される出題内容が予想されます。
「語句空欄選択式問題」も当然に出題されるわけですから、各法令中での条文(法律用語)
(法令表現)の記憶も避けては通れませんが、決してそれのみに留まることなく、(内容を
理解)するための
絵を描く『』習慣をマスターしてください。
by Gewerbe 「貿易ともだち」